雅の巻
傘—。
それは買っても買っても無くすもの。大阪に来て16年。トータル何本の傘を無くしたことか。
「どうせなくすから」
とコンビニのビニール傘にすると、傘立てに入れたら、誰かのと入れ違い、
「あれ?私のここ、まがってなかったよなあ…」
そこで逆に
「ビニール傘より少し高い傘」
「デザインの素敵な傘」
にしてみる。
が、またもや電車で忘れてきたり、誰かのと入れ替わったり…。
この場合、ビニール傘以上に無くしたショックが大きくなる…。
そして結局、ビニール傘に落ち着くのである。
「折り畳み傘なら鞄にいれることが出来るから無くさないぞ!」
とも考えたが、使ったあとの濡れた傘は傘袋に入れるのが難儀…。
傘をなくさない方法と使って濡れた折り畳み傘を傘袋に
「面倒臭っ!」
「手、びしょびしょや!」
と感じずにしまう方法をどなたか考えてください。